株式会社丸運

トップメッセージ

経営環境の変化への対応力を発揮し、サステナブルな企業グループを目指します

丸運グループ・ホームページの個人投資家向けサイトにアクセス頂きまして、誠にありがとうございます。
2021年3月期の丸運グループの業績は、営業収益481億円(前期比5.1%減)、経常利益7億円(前期比42.5%減)と見込んでいます。米中貿易摩擦に伴う国際貨物取引の減少に加え、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大の影響を受けるなど厳しい経営環境となっています。

新型コロナウイルス感染症拡大による世界的な経済活動の低迷や国内の非常事態宣言の発出などにより、丸運グループの企業活動も大きく影響を受けています。新型コロナウイルス感染症に対しては、社会インフラである物流ネットワークの維持を基本方針として取り組んでいます。また、取引先や従業員の安全確保も優先課題として取り組んでいます。従業員の安全確保と物流体制の維持のため、テレワーク勤務体制、Web会議、健康管理の徹底など感染拡大の防止にグループ一丸となって取り組んでいます。

2021年3月期の主な取り組みについて

2021年3月期は、長期ビジョン実現の「飛躍に向けた準備期間」として位置付けている第三次中期経営計画の初年度としてスタートしています。各事業部が「10年後のありたい姿」を目指してアクションプランの実現に取り組んでいます。具体的には、貨物輸送事業では、収益力の向上、高収益・高成長分野への進出および内外一貫物流体制の拡充を図ります。エネルギー輸送事業部は、供給体制の整備などにより収益力の向上を達成し、石油輸送の中核的役割を担う会社となることを目指しています。海外物流事業部は、中国およびベトナムの物流ネットワークの拡充に取り組んでいます。各事業部に共通しているアクションプランとしては、お客さまの物流ニーズに対応した物流ソリューションの提供です。新型コロナウイルス感染症の影響に伴う「蒸発した物流需要」の影響を受け厳しい経営環境ですが、物流効率の改善、既存取引の深耕および新規分野への展開に、丸運グループを挙げて取り組んでいます。

今後の経営戦略について

第三次中期経営計画の三年間(2020年度~2022年度)は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け不確実な社会・経済状況が継続すると思われます。そして、従来のビジネス・モデルが変化を求められ、「新たな競争環境」に適応できる企業が成長し、企業価値の向上を達成することが出来ます。
丸運グループは、このような経営環境が変化する中、経営効率の向上を推進するとともに、新たな事業領域に積極的に展開し、質と量の両面での成長を目指します。既存事業の収益性評価を厳格に行い、収益構造の改善を図ります。一方、将来の成長の源である新たな戦略的事業領域の開拓は、適切なリスク評価の下、グループを挙げて取り組んでいきます。経営環境の変化に適応した競争力のある事業ポートフォリオの構築を目指します。このような事業ポートフォリオマネジメントにより、効率的な経営資源の配分を行い、企業グループとしての競争力の向上を目指してまいります。

最後に

丸運グループは2022年9月に創業130周年を迎えます。これもひとえに株主、投資家、お取引先さま、地域社会をはじめとする多くのステークホルダーの皆さまの、多大なご支援の賜物と、心より感謝申し上げます。

今後も、ステークホルダーの皆さまの丸運グループに対する期待にお応えし、また社会的責任を果たし続けていくために、中期経営計画の実現、そして「長期経営ビジョン」達成に向けて、鋭意取り組んでいきたいと考えています。

引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。