株式会社丸運

社長インタビュー

Q1 2017年度から、「経営計画体系」を刷新されましたね。
A1

はい。丸運は今年で創業125年を迎えましたが、創業者スピリッツである「利他自利」の精神に基づく「丸運グループ経営理念」は普遍的な価値観であり、変わることも変えることもありません。ところが、「経営理念」のもとに展開する「中期経営計画(具体的な実行プラン)」までの間に「経営計画の座標軸や目指す方向」が明示できていなかったため、従来は両者の間にやや乖離感がある印象がありました。そこで、今回「丸運グループ長期経営ビジョン(10年後の丸運のあるべき姿)」を具体的に明示し、そのアプローチとして「丸運イノベーション(実現のための行動指針、ガイドライン)」を共有しました。この結果「丸運グループ経営理念」と「中期経営計画(組織の事業計画、個人の行動計画)」とがつながり、全員の向かうべき方向と具体的な日々の業務計画が収斂されてきたと考えております。まだ、スタートして半年ですが出応えは十分です。

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Q2 第二次中期経営計画(2017年度~2019年度)の進捗はいかがですか?
A2

ご安心ください。ほぼ目標どおりのスタートが切れました。セグメント別には多少ブレがありますが、おおむね巡航速度で快調なクルージングを開始したとお考えいただいて結構です。順調な分野を特記しますと、「流通貨物部門が上期で初の黒字決算となり、年度を通じても前年度から大幅に良化して黒字部門に変身する」ことや「国際貨物部門の成長が著しく、中計目標比で増収増益を上期で達成、通期でも達成見込み」があげられます。ベトナムにおける現地法人も無事に8月に立ち上げることができました。

(有)丸運物流ベトナム

Q3 当初、想定していなかったような課題は発生していませんか?
A3 あります。慢性的な「労働力(ドライバー)不足」がいよいよ社会的な現象となってきました。不在などによる配送効率があまり良くない宅配輸送量が大幅に伸長した結果、「輸配送能力を上回る配送量が惹起した宅配貨物の配送遅延」や「慢性的なドライバーの長時間労働」、「長時間労働で発生した時間外労働の不払い問題」などが顕在化し、これらを解決するための労働コストの上昇分のご負担を荷主の皆さまにご理解いただく運賃改定交渉が始まりました。
これと相俟って「新総合物流施策大綱の公布」が間もなく行われることになっており、これらの事象に対して丸運としてどのように取り組んでいくかを考える必要があります。丸運には宅配部門はありませんが、荷受け、荷届けの際に発生する手待ち時間や荷積み、荷降ろし作業の負担が増加していることは間違いありませんので、荷主の皆さまにご理解いただく努力を実行していく必要があると考えております。
Q4 今年から、ダカール・ラリーに出場するチームの協賛をされていますね。
A4

そのとおりです。2017年からダカール・ラリーの2輪(Moto)部門に、風間深志(監督)、風間晋之介(ライダー、三男)の親子で参戦している「チーム風間」の応援をしています。今年は初出場ながら完走し、67位でフラッグを受けました。12日間(荒天のため2日間は移動のみ)で、南米3カ国(パラグアイ、ボリビア、アルゼンチン)、温度差約50℃、標高差約5,000m、走行距離約9,000㎞を駆け抜ける「世界で一番過酷なラリー」と誰もが認めるダカール・ラリーを完走した「風間スピリッツ」とは、「安全意識、健康管理、チームワーク」だと監督は明言しております。これは、丸運が平素、業務に取り組む姿勢と全く同じであり、大いに共感するとともに、その実現のためにスポンサーを務めているものです。来年は、1月6日にスタートし、ペルー、ボリビア、アルゼンチンの三カ国を巡るコースに変更となるようですが、引き続き応援していきたいと考えております。将来は、ダカール・ラリーのカミオン(トラック)部門に丸運マークのトラックで参戦し、私(大型免許保有)もハンドルを是非握りたいと思っております。

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Q5 最後に、株主、投資家の皆さまに一言お願いします。
A5

丸運は、地味な会社であり、ニュースや報道の対象となったり、テレビコマーシャルで宣伝するようなことはありません。株価も値ごろ感があり、売買していただいている方も殆どが個人の皆さまです。こうした皆さまのご期待にお応えするためには、堅実な経営の下、安定した利益を確保し、安定した配当を続けていくことが一番大切ではないかと考えております。また、皆さまに事業内容をご理解いただく機会は、このホームページや株主通信でトピックスをお伝えするなど限られています。今回、ホームページをリニューアルいたしましたのも、株主、投資家の皆さまに丸運の現在と将来の目指す姿について、よりご理解を頂くためのものでありますが、ご感想はいかがでしょうか。ご意見やご要望があれば是非お寄せください。

今後とも、丸運をよろしくお願いいたします。

2017年10月1日 荒木康次